【校長室通信】「礼儀・礼節」を重んじるとは・・・、形や手法ではない!

「勝因」とは「一生懸命」「ていねい」「ひたむき」、 「敗因」とは「いい加減」「適当」「だいたい」、
今すぐできることは「返事!あいさつ!声!ダッシュ!!」
「返事!あいさつ!声!ダッシュ!!」を徹底し、日本一輝きを放つ学校を目ざします!

11月に校内のトイレ改装工事が終わり、生徒諸君は新しく綺麗になったトイレを気持ちよく使わせていただくことができています。

校舎内の一部のトイレを新しく改装していただいたことをきっかけに、これまで使用していたトイレの使い方など、今一度、見直してみることも必要となりました。今まで、「これでよい」と思っていたことも、「本当にこれでよいのか」「さらに丁寧な使い方ができるのでは」と感じることとなりました。

今回のトイレ改装のように、日新高校では、体育館空調整備、一人一台タブレット配布に伴うWiFi環境整備、また、生徒会執行部が中心となって取り組んでいただけた階段の滑り止め等、日常的に教育委員会等より多くの支援を行っていただいています。

これらにはすべて「予算」が関係しています。こうした日常的に行われる支援に係る行政的なしくみ等について、深く考えてみることで、「探究」の教材としてみてもよいのではないでしょうか。

皆さんが、もし、今回の日新高校のトイレ改修を担当した側の人だったとしたら、どのようなことを思い感じるでしょうか。もし、日新高校のトイレ改修工事を、実際に毎日、学校で行った業者の方だったとしたら、どんなことを思い感じるでしょうか。

トイレ改修工事や体育館空調設置工事だけでなく、日常、生徒諸君が使っているホウキやハサミといった掃除用具、グランドにラインを引く石灰等も、すべてそこには市の予算が投入されています。当然、使っているうちに消耗する物もありますし、丁寧に使っていても壊れたりすることもあります。

これらの予算には、直接的にも 間接的にも関わってくださった方々がたくさんおられ、すべてそこには、「日新高校の生徒諸君が少しでも快適な環境で学校生活を送って欲しい。」という皆さんの思いがあります。

そうであるならば、そうした方々が来校されたときには、「トイレを綺麗にしてくださってありがとうございます。」「いつもありがとうございます。」と、一言、お礼も伝えたいものです。

しかし、学校に来校される方々が、どなたがどのような方であるかはわかりません。少なくとも、来校されるすべての方々に、「こんにちは」と丁寧なあいさつができればよいのではないでしょうか。

学校に来校される方々は、何かの学校に関係する用事で来校されている訳ですから、「足を運んでいただいてありがとうございます。」といった気持ちを込め、丁寧なあいさつを交わすことが常にできていれば素晴らしいことではないでしょうか。

今回のように、トイレを改修していただいたことをきっかけに、施設や道具・用具の使い方を含め、様々なことを見直し、さらに大切に保ち続けることができる学校でありたいものです。

そうすることにより、日新高校に思いを持って関わってくださった方々も、きっと「日新高校に力を注いでよかった。」と思ってくださるのではないでしょうか。そのような思いを常に持ち続けていると、来校者の方々に出会う場面に、心のこもった「こんにちは」「ありがとうございます」といったあいさつが自然に交わされるようになります。つまり、「礼儀・礼節」を重んじるということは、表面的なあいさつや御礼の「形」にこだわっているのではなく、その背景をしっかりと知り、気持ちや思い、心の在り方を重んじているのです。

日新高校生徒諸君には、気持ちや思いを伝えることのできる、また感じ取ることのできる感性豊かな人であって欲しいと思っています。「礼儀・礼節」を重んじる話をすると、「そんなことは当たり前だから、わざわざ伝えることではない。」という方もおられますが、果たしてそうでしょうか。日新高校の生徒諸君には「礼儀・礼節」を重んじることにこだわって欲しいと思っています。

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